中高齢者の治療
お口の中の特徴
くわしく、お調べいたします
- 予診表の記入と問診
- 患者さんの治療に対する希望や現在のお口の状態、全身の健康状態、生活習慣等を詳しくお聞きいたします。高血圧や糖尿病、骨粗鬆症など、医科でどんな病気にかかり、どんな薬を飲んでいるのか、血液をさらさらにする薬は飲んでいないか、コントロール状態はどうか等、詳しく把握いたします。
場合によっては、医科のかかりつけの先生にお手紙をだし病状を伺ったりもいたします。
診断
- 病名、その程度(重症度)を診断し、未来予想図をお示しいたします。
- 虫歯と歯周病、かみ合わせについて詳しく説明し、今後予想されるお口の状態についてお話しいたします。
また、高血圧や糖尿病、骨粗鬆症などの医科でかかっている病気や処方されている薬の、お口の中への影響についてもお話しいたします。 - 治療計画の提案と了解
- 患者さんの希望と、全身の健康状態、年齢 等も考慮して、いくつかの治療方法を提案し、最終的な治療方法・計画を決め、ご理解いただいてから治療するようにしています。
治療
私たちの仕事は、虫歯を削って、詰めたりかぶせたりすることではありません!
簡単にいえば、3つのことを行っています!
- ①虫歯菌や歯周病菌などのバイキンが引き起こす炎症のコントロール
- ②歯並びやかみ合わせのズレ、噛み癖、歯ぎしりといった癖を改善し、噛む力のコントロール
- ③全身の健康の中の、お口の役割として
ⅰ)生活習慣病として上流の医療
ⅱ)誤嚥の予防
ⅲ) お口の中にできるガンなどの早期発見 等 当院では、以下のようなことを行っています。
1)炎症のコントロールについて
歯ブラシのとどく、歯ぐきより上の部分のコントロール
★患者さんがやっていただくところ
ですが、、、、
毎日、みなさん、磨いてはいるが、磨けていないのが、歯磨きです!
染め出しを行い、お口の清掃度をパーセントで示し、磨きぐせを説明し、どのように改善したらよいのかを、具体的にお話していきます。
磨き方のコツがつかめたら、電動歯ブラシの使用をお勧めしています。
さらに、次亜塩素酸殺菌水によるホームケアをお勧めしております。
歯ブラシのとどかない、歯周ポケットの中のコントロール
★歯科医院で行うところ
保険適応の治療以外にも、安全性が非常に高く、最先端科学で生まれた治療としてオゾン水や次亜塩素酸殺菌水を用いた歯周ポケット内超音波洗浄治療や光殺菌治療を実施しています。
2)力のコントロールについて
左右の奥歯で均等に噛めるように、紙1枚の厚さにも満たない誤差範囲(50マイクロ、つまり1mmの20分の1以下)で、かみ合わせを調整し治療していきます。
もし、まっすぐ立った姿勢(顔貌)とかみ合わせのバランスが大きく崩れている場合、フェイスボートランスファーと呼ばれる、咬合器を用いたより精密なかみ合わせ診断を行い、噛む面(咬合平面)を決め、かみ合わせ治療を行っています。
治療後のチェック(健診)
患者さんのお口の状態や全身の健康状態、生活習慣、年齢等を総合的に判断して、お口の中のチェックとお掃除を1~6か月間隔で、お勧めしています。
超高齢化社会に伴い、虫歯や歯周病以外にも、お口の中にできるガンやえんげ機能の低下に伴う誤嚥性の肺炎が非常に増えています!
お口の中のバイキンは血行を通して、全身の臓器にも大きな影響を与えます。それゆえ、例えば心臓の手術をする前に、「歯の治療をしてきてください」と言われ来院する人が、非常に増えています。患者さんには、お口だけのことと考えず、もしものときの準備としてお口の中のチェックとお掃除に来てくださいとお話ししています。
中高齢者の特徴と注意 まとめ
- お口の中が乾燥し、虫歯や歯周病が急増、お口の中が不潔になりやすく、歯の喪失へ
- 噛んだり、飲み込んだりするお口の機能が低下し、誤嚥性の肺炎が死亡原因の1位に
- 虫歯や歯周病は、全身の病気に関係!
- 虫歯や歯周病は生活習慣病で、メタボリックドミノの上流に位置
- 生活習慣病といわれる、肥満、高血圧や糖尿病、脂質異常症などの危険因子と関係。
さらには下流の、脳血管障害、虚血性心疾患などの動脈硬化性疾患の発症に関係してくる。
- お口の中にできるガンも増加!
- 1~6か月間隔で、お口の中の健診とお掃除を行いましょう!
お口は命の入り口、健康の入り口!
お口を健康にして元気な毎日を過ごしましょう!
当院は、最先端科学で生まれた次亜塩素酸殺菌水で
健康寿命の源であるお口の健康を守ります!